【要点】
・University of Connecticutの研究チームは、宇宙や成層圏のような過酷環境での使用を想定した、高い耐久性と弾力性を備える新型アクチュエータを報告した
・このアクチュエータはsilicone elastomerを用いたdielectric elastomer actuatorで、紫外線と白金系触媒を使った新しいcrosslinking手法により耐久性を高めている
・研究チームは、この材料が-40℃〜120℃の温度域とnear-vacuum環境でも機能することを示した
・新材料を用いたsoft robotic gripperは高高度気球のpayloadとして成層圏で試験され、space-like conditionsでの動作可能性を示した
・この手法は、将来的に宇宙や高高度環境で使うsoft robotics向けactuatorの耐久性向上につながる可能性がある

【編集部コメント】

宇宙といえば「ガチガチに固めた堅牢なマシン」というイメージでしたが、これからは「タコやイモムシのようにしなやかなマシン」が活躍する時代になりそうです。特に、過酷環境での材料劣化という課題に対してシリコーン素材の耐久性を引き上げた意義は大きく、ソフトロボティクスの適用領域を広げる重要な前進と言えます。
【参照情報】
参照記事
New silicone actuator could help soft robots freely operate in space
https://interestingengineering.com/innovation/new-actuator-space-ready-soft-robots
参照記事
Resilient actuator shows potential for space-ready soft robots
https://techxplore.com/news/2026-04-resilient-actuator-potential-space-ready.html