【要点】
・アラバマ大学のRohan Sood助教らのチームが開発したオープンソースのツールキット「ASSET」は、Artemis I、Artemis IIを含むNASAのongoing and future missionsで活用されている
・ASSETは、宇宙ミッションの軌道計算と設計を支援するソフトウェアで、安全な飛行経路の評価や新たな目的地に向かう軌道検討に用いられる
・Artemis Iでは、Orionを月へ送り出したInterim Cryogenic Propulsion Stageの分離後軌道を解析し、地球帰還や衛星衝突、月汚染の回避に関わる評価に使われた
・異なる研究機関や拠点間でデータ共有しやすくするため、ASSETはライセンス不要のオープンソースとして提供されている
・学生も開発改善に参加しており、宇宙分野の実務に直結する人材育成にもつながっている

【編集部コメント】

「宇宙は数学でできている」と言われますが、その複雑な数式を現場で使える形にする「ASSET」のようなツールが、歴史的ミッションの影の主役です。大学の研究成果が、人類の命を預かる計算に使われている事実は素晴らしいですね。
【参照情報】
公式リリース
UA-Developed Software Used for NASA Moon Missions
https://news.ua.edu/2026/04/ua-developed-software-used-for-nasa-moon-missions/