【要点】
・UNSWの研究チームは、燃料電池内部に幅100マイクロメートルの微細チャネルを設け、反応を妨げる余分な水とガスを逃がす新設計を開発した
・この「lateral bypass」構造により、従来設計比で出力が75%向上した
・新設計は複雑な補助システムを追加せずに性能改善を実現するもので、燃料電池の軽量化、低コスト化、商用化前進につながる可能性がある
・研究チームは、航空や貨物輸送など電池だけでは対応しにくい分野での応用を視野に、技術のスケールアップを進めている
【編集部コメント】
アポロ時代から宇宙用途でも使われてきた燃料電池ですが、今回の成果はまず地上のクリーンエネルギー用途での実装可能性を押し上げるものです。微細構造の工夫だけで性能を大きく改善した点はインパクトが大きく、将来的に高信頼・高効率電源が求められる宇宙分野へ波及する余地もあります。
【参照情報】
一次情報(公式発表、PRサイト等)
New hydrogen fuel cell design could unlock key clean energy technology
https://www.unsw.edu.au/newsroom/news/2026/04/new-hydrogen-fuel-cell-design-could-unlock-key-clean-energy-technology
参照記事
Platinum Fuel Cell Technology Revolutionises Space Exploration Missions
https://discoveryalert.com.au/platinum-fuel-cell-technology-space-exploration-2026/