【要点】
・NTTとJAXAは、低軌道衛星を用いたMIMO技術および衛星センシング技術の軌道上実証実験を開始した。
・2025年12月14日に打ち上げた革新的衛星技術実証4号機(小型実証衛星4号機)に搭載した低軌道衛星MIMO/IoT伝送装置「LEOMI」を用い、MIMO方式による信号処理が想定どおり行なわれることを確認した。
・MIMOは、衛星から同一周波数で複数の信号を送信し、地上側で同期、チャネル推定、等化処理を行って信号を分離することで、周波数利用効率と伝送容量の向上を図る。
・将来的には、地上通信網が届きにくい海洋や山間部でのIoTデバイス活用やセンシングサービスへの応用が期待される。

【編集部コメント】

5Gなど地上通信で普及したMIMOを高速移動する低軌道衛星に適用できれば、衛星通信の容量拡大に向けた大きな一歩になります。とくに日本発で、IoTやセンシングまで見据えた実証を軌道上で進めている点は意義が大きく、今後の衛星通信基盤の差別化要素になりそうです。
【参照情報】
公式リリース
NTT and JAXA Commence On-Orbit Demonstration of LEO Satellite MIMO
https://group.ntt/en/newsrelease/2026/04/15/260415a.html
参照記事
NTTとJAXA、低軌道衛星でのMIMO通信を実証 伝送量向上へ
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/2101492.html