要点
- SpaceXの自律回収船Just Read the Instructions (JRTI)が、2026年4月21日のGPS IIIミッション後、Falcon 9 boosterを載せてPort Canaveralへ帰港した。
- SpaceXによると、JRTIがFalcon 9 boosterを運ぶのは今回が最後で、今後はStarship operationsの支援に充てられる。
- JRTIはFalcon 9の洋上着陸を156回支えてきたとされ、Florida沖での再使用運用を担った主要な回収資産だった。
- FloridaからのFalcon 9打上げでは、当面A Shortfall of Gravitas (ASOG)が洋上着陸を支えるほか、Cape Canaveralの陸上着陸場も活用される見通し。
- SpaceXはKennedy Space Center Pad 39AをFalcon HeavyとStarship向けに位置付けており、Cape Canaveral Launch Complex 37でもStarship関連作業が進められている。
- 参照記事では、Starshipは現時点でTexasからのみ打ち上げられているが、Floridaからの打上げに向けた準備が進むとされている。
- JRTIは新造船You’ll Thank Me Laterとともに、StarshipおよびSuper HeavyをStarbaseからCape Canaveralへ輸送する支援船として使われる見込み。
- JRTIの転用は、Falcon 9回収体制を整理しつつ、FloridaでのStarship運用準備に既存の海上資産を振り向ける動きと位置付けられる。
編集部コメント
JRTIの役割転換は、SpaceXがFloridaでのStarship運用に向けて海上支援体制を再編していることを示す。Falcon 9の高頻度運用を支えてきた自律回収船を、StarshipおよびSuper Heavyの輸送支援に振り向ける判断は、既存資産を活用しながら次世代輸送システムの運用基盤を整える動きである。Falcon 9回収はASOGや陸上着陸場で継続しつつ、Pad 39AやLaunch Complex 37を含むFlorida側のStarship準備が今後の焦点となる。
参照情報
参照記事
SpaceX drone ship sees last Falcon 9 landing, shifts to Starship support