要点
- China Aerospace Science and Technology Corporation (CASC)傘下のChina Academy of Launch Vehicle Technology (CALT)が、5m径の複合材料動力モジュールを完成。
- 公式発表によると、同モジュールは2026年4月11日に正式に完成し、国内宇宙分野の再使用運搬器向けとして最大級の複合材料一体構造区画とされる。
- モジュールは複合材料の使用比率が60%超で、軽量構造の壁板により千トン級の軸圧荷重に耐える設計となっている。
- 同モジュールは自適応調整インターフェースを備え、再使用型輸送システムの構造・接続設計に関わる技術要素を検証する。
- 開発チームは、大型複合材料一体構造の高精度・高品質製造や複雑な技術状態管理などの課題を克服した。
- 初号製品は、構想設計から製品交付までを7か月で完了し、大型複合材料構造の短期開発能力を示した。
- 参照記事はLong March 10への適用可能性に言及しているが、公式発表では具体的な搭載ロケット名は明記されていない。
- 今回の成果は、中国の再使用型宇宙輸送システムに向けた構造軽量化、大型一体成形、複合材料適用拡大の基盤技術と位置付けられる。
編集部コメント
5m径の複合材料動力モジュールは、再使用型輸送システムに必要な軽量化と高荷重対応を両立するための重要な構造技術である。複合材料比率60%超、千トン級軸圧荷重への対応、7か月での初号製品完成は、中国の大型複合材料構造の製造能力が進展していることを示す。具体的な搭載ロケットは公式には示されていないものの、将来の大型再使用型ロケット開発において、構造重量の削減と運用効率向上を支える基盤技術となる。
参照情報
一次情報(公式発表、PRサイト等)
航天科技一院5m複合材料動力モジュール完成(準公式)
https://m.spacechina.com/n2014789/n2014809/c4588441/content.html
参照記事
China Unveils a Massive 5-Meter Composite Module for its Next-Generation Reusable Rocket