要点
- MDA Spaceは、宇宙ドメインの防衛・保護を目的とするspace control platform「MDA MIDNIGHT」を発表。
- 発表は第41回Space Symposiumが開催された米国Colorado Springsで行われ、防衛機関向けの宇宙資産保護ソリューションとして紹介された。
- MDA MIDNIGHTは、Rendezvous and Proximity Operations (RPO)を用いる機動性のある宇宙機として設計され、重要な宇宙資産や軌道に対する脅威の検知、識別、対抗、抑止を担う。
- 初期ミッションは低軌道(LEO)の複数の協力的資産とのランデブーを想定し、衛星状態の軌道上点検と報告を行う。
- 同プラットフォームは、電子的対抗措置の検知、帰属、緩和、協力的衛星の捕獲・放出、顧客の非運用資産のデオービットにも対応する構想。
- MDA MIDNIGHTは能動・受動ペイロード能力とロボティクスを組み合わせ、space domain awarenessを防衛組織の意思決定につなげることを狙う。
- 運用面では、100回超のfree-flyer capture経験を持つMDA Spaceの飛行管制チームが手順を支援し、一部顧客にはMDA Space Mission Control Centreを通じた運用も可能とされる。
- 同プラットフォームは、MDA SKYMAKER commercial roboticsやMDA AURORA satellite bus platformなど、同社の既存技術・製品群を活用している。
編集部コメント
MDA MIDNIGHTは、宇宙資産の防衛を単なる監視ではなく、RPO、軌道上点検、電子的対抗措置への対応、捕獲・放出、デオービットまで含む運用能力として捉えるプラットフォームである。MDA Spaceが長年培ってきた宇宙ロボティクスと衛星バス技術を防衛用途に展開する点は、宇宙ドメインの安全保障需要が具体的な商用・政府向けソリューションへ移りつつあることを示す。低軌道での初期ミッションを通じて、宇宙インフラ保護の新たな運用モデルを提示できるかが焦点となる。
参照情報
一次情報(公式発表、PRサイト等)
MDA SPACE UNVEILS SPACE CONTROL PLATFORM MDA MIDNIGHT™
参照記事
MDA Space (MDA) Unveils MDA MIDNIGHT Space Control Platform for Infrastructure Defense
https://finance.yahoo.com/sectors/technology/articles/mda-space-mda-unveils-mda-115540130.html