要点
  • NASAは2026年5月5日、地球近傍天体(NEO)の脅威検出を主目的としたNASA初の赤外線宇宙望遠鏡「NEO Surveyor」が、複数の米国拠点で統合・試験フェーズにあり、最早で2027年9月の打ち上げに向けて順調に進捗していると発表した。
  • NEO Surveyorの本体(バス)構造は2025年8月にコロラド州ボルダーのBAE Systems Space & Mission Systemsで個別試験を実施済みで、本バスには電源、推進、アビオニクス、通信の各サブシステムが収容されている。
  • 同機はNASAの惑星防衛能力強化のために設計され、地球軌道から約3,000万マイル(約4,800万km)以内に接近する潜在的に危険なNEO群(小惑星および彗星)を網羅的に発見・特性把握する。
  • 打ち上げ後、NEO Surveyorは5年間のベースライン・サーベイを実施し、地域的な被害を生じうる直径140m(460フィート)以上のNEOの少なくとも3分の2を検出する目標を持つ。
  • 構造的特徴として、全長20フィート(約6m)のサンシェードが太陽光を遮蔽し望遠鏡開口部近傍での観測を可能とし、サンシェードの太陽向き面には太陽電池パネルを配置して機体に電力を供給する。
  • 運用軌道は太陽・地球L1ラグランジュ点で、内側太陽系を連続的に複数年にわたって赤外サーベイする計画。
  • 打上ロケットの選定ではSpaceXが選ばれており、2027年の打上ウインドウに対応する。
  • 5月5日の更新は、NASA Scienceが運用するNEO Surveyorプログラム・ブログとして公開されたもので、統合フェーズの進捗、地上ソフトウェアおよび運用計画の構築が並行で進む現状を示している。
参照情報
一次情報(公式リリース、公式発表、PRサイト等)
NASA’s Next-Gen Near-Earth Asteroid Space Telescope Takes Shape

https://science.nasa.gov/blogs/neo-surveyor/2026/05/05/nasas-next-gen-near-earth-asteroid-space-telescope-takes-shape/

参照記事
NASA’s NEO Surveyor Space Telescope Gears Up for 2027 Mission to Track Asteroids

https://dailygalaxy.com/2026/05/nasas-neo-surveyor-space-gears-up-for-2027/