要点
  • ヴァンデンバーグ宇宙軍基地は2026年5月19日〜20日の夜にダブル発射運用を完了し、5月19日午後7時42分に衛星24機を搭載したSpaceX Falcon 9を低軌道に送り出した後、約4時間後の5月20日午前0時1分に、非武装の大陸間弾道ミサイル「ミニットマンIII」の試験「GT-256」を実施した。
  • これは2026年における2回目のミニットマンIII運用試験で、3月3日のGT-255に続くものとなった。
  • スペース・ローンチ・デルタ30の作戦担当副司令官ドリアン・ハッチャー大佐は、このペースが西部レンジ運用統制センターのガーディアンに大きな運用負荷を課すものだと評した。
  • 同センターでは、軌道力学に支配される宇宙打ち上げと、数年前から計画される戦略抑止試験にまたがって空域と打ち上げ回廊が管理されている。
  • 米宇宙軍韓国担当指揮官への異動を控え、GT-256をもって2年間の任期を終えるハッチャーは、その間にヴァンデンバーグで冷戦以降最も多忙な130件超の宇宙打ち上げおよび試験レンジ運用を統括し、118,000エーカーにわたって展開する軍・民間・契約者11,000人超を支えてきた。
  • 空軍グローバル・ストライク・コマンド司令官S.L.デービス大将は、本試験を米国のICBM部隊の健全性と即応性を検証するものと位置付け、第576飛行試験飛行隊司令官キャリー・レイ中佐は、GT-256を再突入体投下精度を含むミニットマンIIIの全性能プロファイルを検証するものと表現した。
  • データは国防省、エネルギー省、米戦略軍に共有され、維持、エンジニアリング、ライフサイクル分析に活用される。
  • LGM-35AセンチネルICBMの運用入りまで、ミニットマンIIIはこのペースで試験が継続される見通しである。
参照情報
一次情報(公式リリース、公式発表、PRサイト等)
GT 256:ICBMの試験発射によりシステムの信頼性を検証(公式)

https://www.vandenberg.spaceforce.mil/News/Article-Display/Article/4496676/gt-256-icbm-test-launch-verifies-system-reliability/

参照記事
米宇宙軍、2026年第2回Minuteman III ICBM試験発射を実施

https://www.zona-militar.com/en/2026/05/21/the-u-s-space-force-conducts-second-minuteman-iii-icbm-test-launch-of-2026/

参照記事
Vandenberg宇宙軍基地、Falcon 9ミッションとMinuteman III試験のデュアル打上げを完遂

https://defence-industry.eu/vandenberg-space-force-base-completes-dual-launch-night-with-falcon-9-mission-and-minuteman-iii-test-over-pacific/