要点
- コロラド州オーロラ周辺の地元メディアは2026年5月11〜12日、Buckley宇宙軍基地に先進原子力マイクロリアクターを設置する計画への地元住民の反応を報じた。
- 背景は2026年4月8日、米空軍省(DAF)が「Advanced Nuclear Power for Installations(ANPI)」プログラムの優先設置候補としてコロラド州BuckleySFBとモンタナ州Malmstrom空軍基地を選定したことにある。
- ANPIはDAFと国防イノベーション部門(DIU)の連携枠組みで、商用炉メーカーが設置・許認可・建設・運用・廃止措置までを契約者として担う民間所有・運用型のマイクロリアクターをDAF基地に展開する。
- 選定に先立ち、DAFと太平洋北西国立研究所(PNNL)の専門家が環境、原子力安全、エネルギー統合を評価し、ユーティリティインフラ、用地、重要任務要件の観点からBuckleyとMalmstromを優先候補とした。
- 今後数カ月以内に各基地は所要に最適なANPI炉メーカー技術と組み合わされ、2030年あるいはそれ以前の展開を目指す。
- ANPIはアラスカ州Eielson空軍基地で進行する単独実証型マイクロリアクター計画とは別建てと整理されている。
- Buckley SFBは宇宙状況認識(SDA)やミサイル警戒など重要任務を担い、グリッド支障時にもこれら機能を維持するエネルギーセキュリティ強化策と位置づけられる。
- 今回の選定を受け、地元住民の安全性、水利用、緊急時計画への懸念がコミュニティミーティング等で示されている。
- DAF当局は本構想を、戦力投射拠点のエネルギーセキュリティ強化と米国の長期的原子力リーダーシップに資する取り組みと位置づける。
参照情報
一次情報(公式リリース、公式発表、PRサイト等)
Buckley SFB・Malmstrom AFB、ANPIプログラム拠点に選定(米宇宙軍公式)
参照記事
バックリー宇宙軍基地の原子力計画に近隣住民が反応