要点
  • 長崎総合科学大学は、人工衛星の電源システムや月面探査技術などの研究拠点として「宇宙開発研究センター」を設置した。
  • これに合わせ、同大は、人工衛星に搭載するプラズマ推進機などの宇宙関連製品を手がける高橋電機製作所(福島県いわき市)と共同研究講座を開設する。
  • 高橋電機は2008年に宇宙産業へ参入し、人工衛星用の電源システムや電気推進装置の開発実績がある。
  • 両者はこれまで個別のテーマで共同研究に取り組んでおり、連携を深めるため講座開設に至った。
  • 本講座は、次世代の宇宙電力システム技術の確立と宇宙産業を担う人材育成を目的とし、同社の技術者を特別教授として迎える。
  • センターには、パワーエレクトロニクス、航空宇宙工学、宇宙物理学などを専門とする学内の教員を集約する。
  • 6月15日の開設式で、黒川不二雄理事長(学長)は、宇宙という新たな柱を立てられるとし、長崎の地で宇宙開発のエンジニアを目指してほしいと期待を示した。
  • 高橋電機の高橋徹社長は、長崎から世界へ、世界から宇宙へと飛躍できる技術者の育成に協力したいと述べた。

編集部コメント
本センターは、宇宙需要の拡大を背景に、地方大学が地元メーカーと組んで宇宙人材やニッチな部品技術を育てる、日本国内で広がりつつある動きを映している。専門企業を軸にパワーエレクトロニクスや推進の研究を集約することで、大学は宇宙のバリューチェーン全体で競うのではなく、的を絞った参入点を得る。このモデルの成否は、共同講座が実際の産業ニーズに応える技術者と技術を生み出せるかにかかる。
出典情報
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https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC153760V10C26A6000000/

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https://news.jp/i/1440534846068999067