要点
  • インド・ベンガルールを拠点に宇宙向けの光通信インフラを開発するディープテック企業QOSMICは、330万米ドルのシードラウンドを調達したと発表した。
  • ラウンドはAccelとProsusが主導し、South Park CommonsやARTPARKが初期の機関投資家として参加、エンジェル投資家のManish Jain氏も加わった。
  • 2025年設立の同社は、従来の電波(RF)方式より大容量のデータ伝送を可能にするレーザーを用いた光通信システムを開発し、地上の光地上局と衛星搭載の光端末の双方を手がけて一貫した光通信スタックを構築する。
  • 調達資金は、国際顧客向けの実用的な光地上局・衛星端末の提供、統合・試験・製造能力の拡充、エンジニアリング体制の強化に充てる。
  • 同社は軌道上試験と初の商用展開の準備を進めており、国産の軌道上データセンター企業TakeMe2Spaceの「MOI」コンステレーション向け光通信端末の開発などを予定する。
  • 設立から1年足らずで、10キロメートルの地上リンクで指向・捕捉・追尾・高速データ転送の全工程を実証し、技術成熟度TRL6に到達したとしている。

編集部コメント
衛星が生成するデータ量が通信容量を上回るなか、電波の混雑や周波数制約を回避できる光通信への関心が世界的に高まっている。インドではQOSMICのような新興企業が地上局から衛星端末までの一貫供給を狙っており、拡大する軌道上データセンター需要と結びつくことで、同国の宇宙通信インフラの裾野が広がる可能性がある。
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