要点
- SpaceXは金曜のナスダック上場初日に19%上昇し、史上最大の新規株式公開(IPO)を経て約161ドルで取引を終え、時価総額は約2.1兆ドルに達した。
- 株式はティッカー「SPCX」の下、IPO価格135ドルを上回る150ドルで寄り付き、日中高値176.52ドルをつけ、5億株超が売買された。
- 同社はIPOで約750億ドルを調達し、引受銀行は推定5億ドルの手数料を得た。
- イーロン・マスク氏と社長兼COOのグウィン・ショットウェル氏が始値を告げるベルを鳴らし、マスク氏はテキサスから、ショットウェル氏はニューヨークのナスダックから参加した。
- マスク氏は、SpaceXが2015年ごろからキャッシュフロー黒字であると述べ、10万機超の衛星計画や宇宙でのAIデータセンターを含む「大幅な成長フェーズ」の資金調達のため上場に踏み切ったとした。
- SpaceXは2026年2月にマスク氏のxAIを買収し、同社のデータセンター、Grok AIモデル、SNS「X」を取り込んだ。
- 目論見書によると、同社は2002年の設立以来、累計413億ドルの損失を計上している。
- 初日は個人投資家の取引が記録的な水準となり、株価は時間外取引でも上昇を続けた。
編集部コメント
今回の上場は、宇宙・衛星サービスが投機的なニッチではなく、公開市場が本格的に評価する投資対象へと位置づけが変わったことを印象づけた。巨額の調達はStarshipやコンステレーション拡張など資本集約的な事業を後押しし、後続の打ち上げ・衛星企業の上場や大型調達の環境にも波及しうる。一方で、累計損失や事業の大半をStarlinkに依存する収益構造をどう評価するかは、今後の株価を左右する論点として残る。
出典情報
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