要点
- NASAの次世代宇宙望遠鏡「ナンシー・グレース・ローマン」が6月21日、フロリダ州のケネディ宇宙センターに到着し、今夏の打ち上げに向けた最終準備が始まった。
- 望遠鏡はメリーランド州のゴダード宇宙飛行センターで統合・試験を終えた後、環境制御コンテナに収められてボルティモア港へ運ばれ、NASAのはしけ「ペガサス」で約8,200キログラムの機体を大西洋岸沿いに輸送し、改修を終えたペイロード危険物処理施設へ搬入された。
- 全長は約12.7メートルでスクールバスほどの大きさがあり、施設ではソーラーパネルの試験や断熱材の点検、約290ガロンのヒドラジン燃料の充填などが行われる。
- 打ち上げは早くても8月30日を予定し、ケネディ宇宙センターの第39A発射施設からSpaceXのFalcon Heavyで打ち上げられ、当初計画より8か月前倒しとなる。
- 打ち上げ後は地球から約150万キロメートル離れた太陽・地球のラグランジュ点(L2)へ向かい、広視野かつ高速の掃天観測で数十億の銀河、数十万の新たな系外惑星、数百のブラックホールを捉える。
- 主観測装置は3億画素の近赤外線カメラで、恒星の光を遮って系外惑星や惑星形成円盤を直接撮像する技術実証用のコロナグラフも搭載する。
- 望遠鏡は、NASA宇宙天文学プログラムの初代責任者で「ハッブルの母」とも呼ばれたナンシー・グレース・ローマン氏にちなんで命名された。
出典情報
一次情報(公式リリース・自社SNS・公式発言・PRサイト等)
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