要点
- Quantum Spaceは2026年5月12日、防衛・商業ミッション向けの高機動宇宙機「Ranger」の量産拡大に向け、オクラホマ州タルサに新製造拠点を設置すると発表した。
- タルサ施設は同社の大型推進剤タンク製造および高精度宇宙機部品生産の主拠点となり、初期で最大50名の高度技能職を創出、増産に応じて拡張する計画である。
- カリフォルニア州ホーソーンの推進系統合・試験拠点、メリーランド州ロックビルの本社・ミッション開発拠点と組み合わさり、米国内分散型の製造・開発ネットワークを構成する。
- 施設はタルサ国際空港内の旧Spartan工場跡地に位置し、当初は25,000〜40,000平方フィートを占有、CNC加工、摩擦攪拌接合、組立・製造、非破壊検査、圧力試験を備える。
- Quantum Spaceは2026年7月に施設改修を着手し、2027年第1四半期の初期運用開始を目標とし、それまでは即入居可能な暫定スペースを使用する。
- 発表は2026年5月5日にCEOに就任した元NASA長官Jim Bridenstine氏の体制下で行われ、Executive ChairmanのKam Ghaffarian氏が引き続き製造戦略を主導する。
- Bridenstine氏は今回の拡張を、米宇宙軍の「Theory of Competitive Endurance(競争的持続性ドクトリン)」とダイナミック宇宙運用における機動持続性ニーズに合致するものと位置づけた。
- 採用は2026年5月から開始予定で、エンジニアリング、精密製造、品質検査、運用支援を含み、Tinker空軍基地やFAA Mike Monroney Aeronautical Centerに代表されるオクラホマの航空宇宙基盤を活用する。
参照情報
一次情報(公式リリース、公式発表、PRサイト等)
Quantum Space、Ranger宇宙機生産規模拡大に向けタルサ製造施設を発表
参照記事
Quantum Space、オクラホマ拡張で防衛・商業市場を狙う
参照記事
Quantum Space、タルサに新製造施設を発表 米宇宙軍にも貢献