要点
- Star Catcher Industriesは2026年5月12日、宇宙空間に「初の電力グリッド」を構築するための6,500万米ドルのシリーズAをオーバーサブスクリプションで調達し、累計調達額が8,800万米ドルに達したと発表した。
- 本ラウンドはB Capitalがリードし、Shield CapitalとCerberus Capital Managementのベンチャー部門Cerberus Venturesが共同リード、GreatPoint Ventures、Helena、Oceans Ventures、MVP Venturesが参加した。
- Cerberusのシニア・マネージング・ディレクターで米宇宙軍の初代宇宙作戦部長を務めた退役大将John W. ‘Jay’ Raymond氏が、B CapitalのゼネラルパートナーJeff Johnson氏、SHIELD PrincipalのDavid Rothzeid氏とともにStar Catcher取締役会に加わる。
- 同社はフロリダ州ジャクソンビルを拠点に2024年7月に設立され、専用受信機を要さず一般的な民生用太陽電池パネルに対しオンデマンドで電力を届ける光パワービーミング基盤を開発している。
- 2025年11月にはレーザーによる宇宙空間での1.1kW送電を実施して光パワービーミングの世界記録を樹立し、軌道上サブシステムでのエンドツーエンド・アーキテクチャ検証も完了している。
- Star Catcherは2026年内に宇宙ベースの光パワービーミング初実証を打ち上げ、これを技術リスクを段階的に低減する一連の試験飛行の第1弾と位置づける。
- 顧客面では既に7件の電力購入契約、複数の米国政府契約を獲得し、商業パイプラインは年次経常収益(ARR)見通しで30億ドル超に達すると同社は試算する。
- 今回の調達は商業展開の継続、国家安全保障顧客への深耕、既に開発中の2機目の軌道ミッションの加速に充当される。
参照情報
一次情報(公式リリース、公式発表、PRサイト等)
Star Catcher、宇宙初の送電網構築に向け6,500万ドル調達
参照記事
宇宙インフラ企業Star Catcher、軌道上送電網構築に向け6,500万ドル調達